IT業界において中心軸を成すトレンドとなっているのがIoTである。
その広まり方は急速であり、IT以外の企業でも積極的な活用を進めている状況が生まれてきた。

その開発の担い手となるエンジニアはスキルの幅広さが求められる点が、どの業界で働いている場合にも共通している。
もともと各企業での製品開発には組み込み系の人材が活用され、ITによる制御が行われてきた。
ハードの知識とシステム開発一般のスキルが求められていたものの、それに加えてネットワークシステムの構築や運用ができるスキルも必要とされているのが特徴である。
制御端末としてスマートフォンやタブレットなどがよく選ばれるため、世の中でよく用いられているネットワークデバイスを活用できるスキルやWeb系の開発のスキルも求められる場合が多い。

開発をより良く進め、良い結果を得るためには、一つのスキルに長けていることに加えて、全体の知識があることが望ましい。
広く深い知識を持って、そのうちの一つに特に高いスキルを持つエンジニアが活躍している傾向が強いのが特徴である。

IoTの開発は正に発展途上にあるのも事実であり、これから状況が変化する可能性は否定できない。
しかし、業種全体の傾向として幅広い知識を持ったエンジニアが求められて活躍している状況がある。
IoTの隆盛に伴って、自分独自のスキルを磨きながら広い分野を理解できるように勉強をする傾向が強まってきたのが現状となっている。
どんなことを勉強していくべきかはIoTの実用例や求められるスキルなど、IoTの分野で活躍するための情報を集めて、はっきりとしたエンジニア像を持つことで見えてくるだろう。